普通に読むと「ちょう」ですが。
丁は浅口市鴨方町六条院中にある字名です。


正解は 「ようろ」です。
律令時代の正庁を丁(よぼろ)といったが、訛(なま)って(よほろ)になったということです。
そして現在は(ようろ)とよばれています。
伝説では、「吉備真備が、遣唐副使として入唐する途中に立ち寄った際、この地区の疫病を治められた。そしてこの地を去るに臨み、撞木杖(しゅもくづえ)を留められた。その形が丁字に似ているので、丁(よぼろ)といった。それが後に訛って、「ようろ」と称するに至った」と伝えられています。

丁には山下記念公園があります。

井原の興譲館高校の校長を代々務めた山下家の実家の旧居跡を公園にしたものです。
裏山も整備されていてベンチも所々においてあります。

丁地区の人たちの憩いの場といったところでしょうか。
駐車場の近くに帰って来ると何か「ばほっ ばほっ」という音がする。
「???」防火用水の方から音がする。
見ると菱の葉がいっぱい水面を覆っています。菱の実がはじけてこんな音がするのかとよく見ると、大きな鯉が顔を出しています。酸素不足で空気を吸っているのか?それとも菱の実を食べているのか?

フェンス越しなので、鯉はどうしてもカメラに収まらなかった・・・
残念!
そういえば菱の実は食べられると聞いたことがあります。
人間の食べるものは鯉にもおいしいに違いないし。
山下記念公園は丁地区の里見川沿いのみちの看板を見つけて細い道を入っていったところにあります。

こんな看板を見つけてください。
途中の道はすれ違いができないような細い道ですが、駐車場は10台程度あります。