11月1日から浅口市寄島町でも牡蠣の水揚げが始まり、水揚げ初日で忙しいなか、作業の見学に行ってきました。



朝6時 前日から少し雨も降りましたが、幸い風も弱く、水揚げには影響もありませんでした。
船に乗って沖まで約5分。カキ筏(いかだ)の設置は三郎島や三ツ山が見える場所でしたが、いくつかのポイントを、養殖業者間で順番に場所を替えているとのこと。

現場へ着くと、まずは船と筏を結束するのですが、船の前方側には船と筏の間に2m程の竹を渡し、クレーンで牡蠣を揚げるためのスペースを確保します。
従業員は、筏の上に3名、船の上に2名の5人体制。

筏の上では、クレーンにつなげる金具を取り付ける下準備が始まり、

徐々に牡蠣が見えてきました。地元に住んでいて、作業内容は知っていましたが、実際見てみると圧巻です。
牡蠣は約5mの長さのロープ5〜8本を1束にしていますが、ロープ1本1本にびっしりと付いています。
その牡蠣を、

ちょっと豪快な手法ですが、クレーンで吊り上げられた牡蠣を上から落とします。
この作業を2〜3回繰り返し、それでもロープに残った牡蠣は、

剥がし取ります。

こんな感じで、段差が付いているのでロープに残ったものも上手く剥がれていきます。
今日は、この束を8束、ロープで約100本ほど水揚げをしました。

筏です。竹と竹の間にロープが組まれています。この下に、いったいどれだけの牡蠣があるのか・・・。
今日は、写真手前を獲りましたが、明日は反対側(写真奥側) という風に、外側から順番に揚げていくようです。

水揚げされた牡蠣は、港へ帰らず、ちょっと寄り道。

ベルトコンベアがついた浮島で水揚げされた牡蠣の汚れや藻などを海水で洗い流す作業があるとのこと。

この時初めて気づいたのですが、船の真ん中部分をクレーンで吊り上げると、ここにもベルトが現れました。
牡蠣は海水を浴びながら、洗濯機のようなマシンの中を通り、

向かい側に着けられた船へ。

水揚げされたばかりの牡蠣が、一度洗われるだけで、


見違えるような状態になりました。

ロープ100本程度で、約90箱の量になりました。

あたりも明るくなってきました。ここまでで、出航から約2時間。

港へ着くと、今度は重機で加工場へ運びます。

これで、みなさんが牡蠣の加工場でよくみる風景になりました。
★牡蠣に関するお問合せ★
 寄島町漁業協同組合
  浅口市寄島町13003-38
  電話0865-54-2030
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浅口市観光協会 M