金光町の金光教本部前の商店街に古川酒店という古くからある酒屋さんがあります。


商店街のつちや食堂でお昼を食べようと思って商店街にいったのですが、残念ながらお休みでした。喉が乾いていたので、お茶を買おうと、その前にある古川酒店入りました。
古いお店らしく店内はレトロ感あふれるインテリア?です。棚も木製でいい感じです。
奥の棚に目をやると、彫刻などが飾ってあります。
多くは酒店のご主人の作だそうです。
なんとご主人は彫刻家ですが、家業を継ぐために残念ながら今はほとんど、制作できないということです。
なんと、この棚にある作品は岡山市長賞を取った作品です。

「いや〜もうだいぶ前のことじゃけどな〜」と照れるご主人。
「他にもあるが」という奥さん。
大きな作品がアトリエにあるというので、興味はあったが、今日は時間がないので、今度見せてもらう約束だけ。
前から気になっていた表の看板も もしかして?と聞いてみると、やはりご主人の作!
しかも字は日展作家の水川桃邨の筆ということで、立派な芸術作品です。

その芸術作品を惜しげもなく外看板に使っているなんて、奥さん太っ腹(見た目じゃなくて・・・)
美人の奥さんは「人に会ったり、話をするのが好き」ということで、日々花をかざったり、インテリアを考えたりしているそうです。よく見るとさりげなくいいものがおいてあったりします。「できれば棚の一部を貸しギャラリーとして開放できたら楽しいのになあ」ともおっしゃってました。(ぜひやってみてください。)
ちなみにご主人は仏像の修復なども手掛けており、また、看板なども依頼があれば作っているそうです。