2月13日(月)、井笠広域観光協会主催、女子限定「冬のつまみ食いツアー」の「さかなのまち寄島まるごと体験」に行ってきました。
 おかべ水産(シャコの皮むき体験)→寄島漁業協同組合(昼食、見学、カキ打ち体験)→嘉美心酒造→道の駅ベイファームというコースです。


 
 
 最初のおかべ水産では、岡辺昭光社長自らご案内をいただきました。まず、なぜ家庭ではシャコの皮がむきにくいのか教わりました。それは、買ってきたシャコを分けずに全部大きな鍋で長い時間かけ茹でているからだそうです。家庭では火力が弱いので、両手に乗るくらいの量に分けて、シャコをなるべく短い時間(5〜6分)茹でるのがよいそうです。おかべ水産さんでは、写真のように大きな専用の茹で機で、高温で短時間にシャコを茹でるそうです。全国を見ても、この機械を導入しているところはほとんどないそうです。

 次に社員の方が山のようにあるシャコの皮をむいている作業場を見学させていただき、社長さんが、シャコにこだわって事業を続けてきた熱い思いを聞かせていただきました。

さぁ、いよいよ念願のシャコの皮むき体験です。専用のはさみで社長さんの教えのとおり行います。しかし、熟練者のようにすぐには上手くいきません。ですが、何回か挑戦すると、するすると皮がむけ歓声が上がっていました。
 最後は、シャコのお土産までいただき大変ありがとうございました。

 次に向かったのは、寄島漁業協同組合の市場です。こちらも三宅秀次郎組合長自らご案内をいただきました。その後組合事務所へ移動して、女性部の方々に作っていただいた、“海の幸満載のお弁当”とのご対面です。弁当は本当に豪華で、イイダコ(飯蛸)には、その名のとおり「イイ(卵)」が一杯つまっているし、コロッケにも、ポテトサラダにもタコが入っているなど、ほとんどのメニューに海の幸が使われていました。とても美味しくいただきました。また、漁業に精通している組合長さんからは瀬戸内で獲れる魚や、この後体験するよりしまカキの特徴などお話いただき、約1時間和やかに談笑しました。


 食事後、カキ工場に移動して、今度はカキ打ち(カキの殻むき)体験です。組合長さんからカキ打ちのやり方を教わりながら行いました。シャコの皮むき同様こちらのカキ打ちも職人さんのようにはやっぱり上手くいきませんでしたが、普段できない貴重な体験ができました。また、カキ打ち後は、身がぷりぷりとした焼きカキを美味しくいただきました。ありがとうございました。


 
 本日最後の見学場所は、嘉美心酒造です。杜氏の内倉 直さんに酒造りの工程を順番にご案内していただきました。朝で終わっている工程もありましたが、丁寧に酒造りのポイントを教えていただきました。嘉美心酒造さんは、『私達はお酒を作るうえではメーカーですが、生きるうえでは消費者です。だから家族の口に入れたくないものは作りません・・・。』というこだわりを持って甘口の非常に美味しいお酒を作られています。


 
最後は、限られたお店でしか販売していない「冬の月」をはじめとする各種のお酒を試飲、さらには参加者皆が飲めるようにと、酒粕が一杯入った甘酒を用意していただき、とても美味しくいただきました。
ツアー参加者からは、「浅口には、ええとこがあるな〜」とか「またツアーを計画したら声をかえて〜」といった声が上がっていました。
本日お世話になった方々に感謝です。ありがとうございました。